この記事の結論
- 子どもがいる家庭の防災グッズは、基本リストに月齢・年齢に応じたアイテムを追加する形で考える
- 赤ちゃんには液体ミルク・おむつ・おしりふきなど消耗品を多めに、幼児にはアレルギー対応や不安を和らげる工夫を
- 成長にあわせて中身が古くなりやすいため、半年に一度は見直すことをおすすめする
- 停電・断水時にミルクの調乳やおむつ替えで困らないよう、家庭の状況にあわせた対策も考えておく
赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭では、大人だけの備えとは違う視点で防災グッズを見直す必要があります。
この記事では、育児家電そのものの代替手段ではなく、防災グッズ全体の中で子ども向けに用意しておきたい品目という視点で紹介します。
子どもがいる家庭の防災グッズで意識したいこと
子どもがいる家庭の防災グッズは、基本リストに加えて、子どもの成長段階に合わせたアイテムを上乗せしていく形で考えるとそろえやすくなります。
月齢・年齢によって必要なものが大きく変わる
生後数か月の赤ちゃんと、小学生の子どもとでは、必要になる備えの中身がまったく異なります。
ミルクやおむつのサイズも成長とともに変わっていくため、子どもの成長に合わせて中身を見直すという前提で防災グッズを管理する必要があります。
一度そろえたら終わりではなく、半年に一度程度は中身をチェックする習慣をつけておくと安心です。
上の子・下の子で年齢が離れている家庭では、必要な品目がそれぞれ異なるぶん、備えが二重に必要になる点も意識しておきましょう。
赤ちゃん(乳児)の備え
ミルクで育っている赤ちゃんがいる場合、真っ先に確保しておきたいのが授乳まわりの用品です。
粉ミルク・液体ミルク・哺乳瓶
断水・停電時は、お湯を沸かして粉ミルクを溶かすことが難しくなる場合があります。
常温のまま飲める液体ミルクを数本用意しておくと、お湯が確保できない状況でも授乳できます。
使い捨てできる紙コップタイプの哺乳用品や、洗浄・消毒がいらない使い捨て哺乳瓶があると、衛生面の心配も減らせます。
液体ミルクは対象月齢で2種類に分かれる点に注意してください。
0歳の赤ちゃんには「乳児用」の液体ミルク(明治ほほえみ らくらくミルクなど)を選びます。
下で紹介している明治ほほえみ らくらくミルクは0〜1歳頃向けの乳児用です。1歳を過ぎた子どもには、幼児用の「明治ステップ らくらくミルク」(1歳から3歳頃向け)を備えてください。

おむつ・おしりふき
おむつは最低でも3日分を目安に、普段使っているサイズより少し大きめのものも数枚まぜておくと、成長で急にサイズアウトしても対応しやすくなります。
おしりふきは、水を使わずに体を拭けるアイテムとしても使えるため、少し多めに用意しておくと重宝します。
抱っこ紐・防寒アイテム
避難するときにベビーカーが使えない場所も多いため、両手が空く抱っこ紐を非常持ち出し袋のそばに置いておくと安心です。
赤ちゃんは大人より体温調節が苦手なため、薄手のブランケットやアルミ保温シートを1枚加えておくと、季節を問わず役立ちます。
幼児・小学生の備え
幼児や小学生になると、乳児とは違った視点での備えが必要になります。
アレルギー対応・普段食べ慣れたおやつ
食物アレルギーがある場合、避難所で配布される食料にアレルゲンが含まれているかどうかをすぐに確認できないことがあります。
アレルギー対応の非常食を自宅で数日分用意しておくと、配布物を口にできない場合でも安心です。
普段食べ慣れているお菓子を少量入れておくのも、環境が変わったときの安心材料になります。
子ども自身の不安を和らげる工夫
お気に入りの小さなぬいぐるみや絵本を1つ持ち出し袋に入れておくと、慣れない環境でも子どもの気持ちが落ち着きやすくなります。
名前・連絡先・アレルギーの有無などを書いたカードを、子どもの服やランドセルに付けておくのも、はぐれてしまったときの助けになります。

はぐれたときの約束事を決めておく
小学生くらいの年齢になると、登下校中や習い事の最中に被災する可能性も出てきます。
「地震があったら通っている学校や公園に集まる」など、家族だけの分かりやすい集合場所を、普段から子どもと話し合って決めておくと安心です。
地域の防災訓練に家族で参加し、実際に避難場所まで歩いてみる経験も、子ども自身の心構えにつながります。
停電・断水時に困りやすいこと
子育て家庭では、停電や断水になったときにミルクの調乳やおむつ替え、沐浴で困る場面が多く挙げられます。
調乳やおむつ替えについては、前述の液体ミルクやおしりふきといった備えでカバーできるため、ここでは沐浴への対策を中心に紹介します。
沐浴も難しくなるため、水を使わずに体を拭けるベビー用の清拭シートを多めに備えておくと、入浴できない日が続いても清潔を保ちやすくなります。

この記事では防災グッズという視点に絞って紹介しており、哺乳瓶消毒器やミルク調乳ポットなど育児家電そのものの停電時の代替手段は扱っていません。
本記事では、まず液体ミルク・使い捨て哺乳用品・おむつ・おしりふきという消耗品を切らさないことを優先し、家電を使わなくても最低限の育児が続けられる状態を作っておくことをおすすめします。
子どもの防災グッズは「消耗品を多めに」「成長にあわせて見直す」の2点を意識すると管理しやすくなります。
半年に一度、衣替えや予防接種のタイミングにあわせてチェックする習慣をつけておきましょう。
まとめ
子どもがいる家庭の防災グッズは、基本リストに月齢・年齢に応じたアイテムを上乗せする形でそろえていくのが分かりやすい進め方です。
赤ちゃんには液体ミルクやおむつなどの消耗品を、幼児・小学生にはアレルギー対応や気持ちを落ち着かせる工夫を意識しておきましょう。
成長とともに中身が合わなくなりやすいので、半年に一度程度は見直す機会を作っておくと安心です。
今日のアクション
- おむつ・おしりふき・液体ミルクが3日分そろっているか確認する
- 食物アレルギーがある場合は、対応した非常食を用意する
- お気に入りのぬいぐるみや絵本を、非常持ち出し袋に1つ入れておく
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