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引っ越し・結婚・独立…暮らしが変わるときに防災グッズを見直すタイミング

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引っ越し直後でまだ荷物が少ない新居の部屋に、無地の段ボール箱がいくつか置かれている様子

この記事の結論

  • 防災グッズの見直しは季節や年次のタイミングだけでなく、引っ越し・結婚・独立といった暮らしの変わり目にも必要になる
  • 引っ越しでは、収納場所だけでなく新居のハザードリスクや避難場所も一緒に確認し直す
  • 結婚・同居では、一人分の備えを二人分に増やす作業が必要になる
  • 子どもの独立や転職などで家族の人数が変わるときは、残る家族の備えを減らしすぎないよう注意する

防災グッズの見直しタイミングとしてよく紹介されるのは、防災の日や地震の記念日といった季節・年次のタイミングです。

しかし、それだけでは見直しが追いつかない場面もあります。

この記事では、引っ越し・結婚・独立など、暮らしそのものが変わるタイミングで防災グッズを見直す考え方を紹介します。

本記事の内容は一般的な備えの考え方を紹介するものであり、災害時の対応を保証するものではありません。
お住まいの自治体が公開しているハザードマップや防災情報もあわせて確認することをおすすめします。

目次

防災グッズの見直しは「暮らしが変わるとき」にも必要

季節ごとの点検は、今の生活を前提に中身を確認する作業です。

一方で、住む場所や家族構成そのものが変わるときは、備えの前提が丸ごと変わるため、点検というより作り直しに近い見直しが必要になります。

引っ越し・住み替えのとき確認したいこと

住む場所が変わると、リスクも収納の条件も変わります。

新居のハザードリスク・避難場所を確認する

引っ越し先が決まったら、自治体が公開しているハザードマップで洪水・土砂災害・地震のリスクを確認しておくと、必要な備えの優先度が見えてきます。

指定避難場所・避難所の位置も、以前住んでいた場所とは変わっている可能性が高いため、引っ越し後の早い段階で確認しておくことをおすすめします。

地域によっては海や川からの距離、盛土や埋立地かどうかで水害・土砂災害のリスクが大きく変わるため、以前の住まいと同じ備え方でよいとは限りません。

引っ越し用の段ボール箱が並ぶ室内で、タブレット端末に表示された地図のようなものを見ている手元の様子

収納場所・動線を作り直す

新居では、玄関や寝室の位置、収納スペースの広さがそれまでの住まいと違うことがほとんどです。

以前の置き方をそのまま持ち込むのではなく、防災グッズの収納場所の考え方に沿って、新しい住まいの動線に合わせて置き場所を決め直しましょう。

結婚・同居を始めるとき確認したいこと

一人分の備えから二人分の備えに切り替えるタイミングでは、量だけでなく考え方も見直す必要があります。

二人分の備えに増やす

水・食料は単純に人数分を掛け算するだけでは終わらず、体格や生活習慣の違いによる必要量の差も考慮するとより実情に合った量になります。

水は1人1日3リットルが目安とされているため、一人暮らしから二人暮らしになる場合、3日分で単純計算すると9リットルから18リットルへ、備蓄する量がそのまま倍になります。

長期保存水の例

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常備薬や衛生用品など、パートナーだけが必要とするものが増える場合もあるため、お互いの持ち物を一度確認し合っておくと漏れが減ります。

床の上に、2リットルの水のペットボトル12本が2列に整然と並べられている俯瞰の物撮り

実家に置いていたものをどうするか

結婚を機に一人暮らしから同居に移る場合、それまで実家で管理していた防災グッズをどうするかも確認しておきたい点です。

新居に持ち込む分と、実家に残しておく分を分けて考えると、両方の住まいで備えが手薄にならずに済みます。

就職・子どもの独立等、家族の人数が変わるとき

子どもが就職や進学で家を出るときは、送り出す側と残る側、両方の備えを見直す必要があります。

一人暮らしを始める側の最低限の備え

新生活を始める本人にとっては、防災グッズがゼロからのスタートになります。

一人暮らしの防災グッズで紹介している最低限の備えを、引っ越しの荷物と一緒に持たせてあげると安心です。

実家暮らしの間は防災グッズを意識していなかった人ほど、新生活のタイミングで初めて備蓄を持つことになるため、水・食料・簡易トイレなど最低限の品目だけでも早めに用意しておきたいところです。

1人用防災セットの例

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小さな防災リュックと衣類、水のペットボトルが旅行用スーツケースの横に並べられている様子

残る家族側の備えを減らしすぎない

家族が一人減ったからといって、備蓄量を単純に人数分だけ減らしてしまうと、来客時や災害の規模によっては不足するおそれがあります。

家族の人数が減った直後は、量を大きく減らすのではなく、まずは今の人数分に必要な最低ラインを保ったまま、次の見直しのタイミングで少しずつ調整していく方が安全です。
備蓄の下限の考え方については、防災グッズの基本リストの記事で紹介しています。

季節点検との違い、両方を組み合わせる考え方

暮らしが変わるタイミングでの見直しと、防災の日など季節ごとの点検は、目的が異なります。

ライフイベントの見直しは「前提を作り直す」作業、季節の点検は「作った前提が今も合っているか確認する」作業と考えると、役割の違いが分かりやすくなります。

大きな変化があった年は、次の防災の日の点検で、変化後の内容がうまく回っているかを重点的に確認するとよいでしょう。

まとめ

防災グッズの見直しは、季節や年次のタイミングだけでなく、引っ越し・結婚・独立といった暮らしの変わり目にも必要になります。

引っ越しでは新居のハザードリスクと収納の作り直し、結婚・同居では二人分への切り替え、独立や転職では残る家族の備えを減らしすぎないことがポイントです。

ライフイベントの見直しと季節ごとの点検は、両方を組み合わせて使うことで抜けが少なくなります。

今、暮らしに変化があった、またはこれから変化する予定がある方は、次の点検を待たずに一度見直してみてください。

今日のアクション

  1. 直近1年で引っ越し・結婚・家族の人数の変化がなかったか振り返る
  2. 変化があった場合、新しい住まいのハザードマップを確認する
  3. 家族の人数が変わった場合、備蓄量を今すぐ大きく減らさず、次の点検まで様子を見る

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この記事を書いた人

Webエンジニア / 防災グッズ・備蓄リサーチャーのGRANITEです。内閣府防災情報のページ・消防庁・自治体等の公的情報や、公開されている製品情報を横断的に調べて比較・整理し、無理なく続けられる備え方をお届けすることを心がけています。

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