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モバイルバッテリー・ヘッドライトの経年劣化、防災グッズの電源はどう手入れする?

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デスクの上に、モバイルバッテリーとヘッドライト、予備の乾電池が並べて置かれている俯瞰の物撮り

この記事の結論

  • モバイルバッテリーの内蔵電池は、使わなくても時間とともに少しずつ劣化していく
  • 膨張・異臭・異常な発熱などのサインがあれば、使用を中止して慎重に扱う
  • ヘッドライト・LEDライトは、乾電池を入れっぱなしにすると液漏れのリスクがある
  • 見直しのタイミングに合わせて、電源系グッズだけは少し早めに点検する習慣をつけると安心

防災グッズの中でも、モバイルバッテリーやヘッドライトのような電源系のアイテムは、見た目が変わらないため劣化に気づきにくいという特徴があります。

食品のように期限が印字されているわけではなく、使わないまま数年放置してしまうことも少なくありません。

押さえておきたいのは、モバイルバッテリー・ヘッドライトなど電源系の防災グッズの経年劣化の目安と、日常的な手入れの考え方です。

劣化の進み方や安全性は、製品や使い方によって変わります。
異常を感じた製品は使用を中止し、メーカーや消費者庁・製品評価技術基盤機構(NITE)の注意喚起もあわせて確かめておくと安心です。

目次

防災グッズの中でも「電源系」は劣化に気づきにくい

水や非常食は賞味期限を見れば劣化の目安が分かりますが、モバイルバッテリーやライトは外から見ただけでは状態が分かりにくいという違いがあります。

そのため、いざ使おうとしたときに充電できない、点灯しないというトラブルが起きやすい品目でもあります。

モバイルバッテリーの経年劣化とメンテナンス

モバイルバッテリーの多くはリチウムイオン電池を使っており、使い方や保管環境によって劣化の進み方が変わります。

窓辺で無地のモバイルバッテリーを手に持ち、状態を確かめるように眺めている手元の様子

リチウムイオン電池の劣化の目安(充放電サイクル・年数)

リチウムイオン電池が何回の充放電に耐えられるかは製品によって大きく違い、300〜500回程度とするものから、それ以上をうたうものまであります。

取扱説明書に書かれた回数を確かめたうえで、使い始めて2年前後を、状態を見直す一つのきっかけにするとよいでしょう。

使っていなくても時間の経過とともに容量は少しずつ低下していくため、防災用として長期間使わずに保管しているバッテリーも、いつか劣化が進んでいる可能性があります。

モバイルバッテリーの例

Anker Power Bank 10000mAh の商品画像

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
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保管時の残量・保管場所の注意点

満充電の状態や、逆に残量ゼロの状態で長期間放置すると、電池に負担がかかりやすくなります。

残量を半分程度にしたうえで、直射日光の当たらない、高温になりにくい場所で保管するのが基本的な考え方です。

ただし、防災用はいざというときに残量が少ないと役に立ちません。

ふだんは半分程度で保管し、台風の予報が出たときや季節の点検のときに満充電にしておくと、電池をいたわることと非常時に使えることを両立しやすくなります。

半年に一度など決めたタイミングで残量・給電状態を確認しておくと、いざというときの充電トラブルを減らせます。

無地のモバイルバッテリーを手に持ち、ケーブルでスマートフォンを充電している様子、テーブルにコーヒーカップが置かれている

膨張・発熱等、使用を控えたいサイン

本体が膨らんでいる、充電中に異常に熱くなる、これまでと違うにおいがするといった様子が見られた場合は、それ以上使用せず、慎重に扱うのが基本です。

膨張・異臭・異常な発熱などのサインに気づいたときは、無理に使い続けず、メーカーの窓口や自治体の案内を確認しながら対応することをおすすめします。
それ以上充電しない、燃えやすいものの近くに置かないことも徹底しましょう。
処分方法については、乾電池・カセットボンベと同様に、住んでいる自治体のルールに従う必要があります。

ヘッドライト・LEDライトのメンテナンス

ヘッドライトやLEDライトは電池を使うタイプが多く、モバイルバッテリーとは違う視点での手入れが必要になります。

ヘッドライトの例

Lepro LEDヘッドライト 2個入り の商品画像

Lepro LEDヘッドライト 2個入り(USB充電式・乾電池式の両対応)
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乾電池を入れっぱなしにしない

アルカリ乾電池を長期間ライト本体に入れたままにすると、電解液が漏れ出す「液漏れ」が起きることがあります。

液漏れが起きると本体の端子部分が腐食し、そのライトが使えなくなるだけでなく、いざというときに気づかず持ち出してしまうリスクにもつながります。

長期保管する場合は、電池を本体から取り出して別に保管するか、液漏れしにくいリチウム一次電池に切り替える方法もあります。

リチウム乾電池の例

パナソニック リチウム乾電池 単3形 4本パック の商品画像

Panasonic リチウム乾電池 単3形 4本パック(FR6HJ/4B)
液漏れしにくく長期保管向きとされるリチウム一次電池の一例です。
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パッキン・電池ボックスの点検

防水パッキンがあるタイプのライトは、ゴム部分が経年で硬くなり防水性能が落ちることがあります。

電池ボックスに液漏れの跡や粉状の付着物がないか、点検のタイミングで一緒に確認しておきましょう。

ヘッドライトの電池ボックスのふたを開けて、中を点検している手元の様子、電池は入っていない

電源系グッズを点検するタイミング

防災グッズの見直しと同じタイミングでまとめて確認する方法が基本になりますが、電源系は変化に気づきにくい分、少し早めに点検する習慣をつけておくと安心です。

防災の日など年に1〜2回のタイミングで、モバイルバッテリーは実際に充電・給電できるかを試し、ライトは電池を入れて点灯するかを確認する、という手順を組み込んでおくと、トラブルに早く気づけます。

小さな収納トレーに、モバイルバッテリーやヘッドライト、予備の電池が複数個まとめて整理されている様子

買い替え・処分の判断

点検の結果、充電できない、点灯しない、異常なサインがあるといった場合は、修理よりも買い替えを選ぶ方が現実的な場合が多くなります。

モバイルバッテリーやLEDライトなど充電式電子機器の処分方法は防災グッズの処分・買い替えタイミングで詳しく紹介しています。
小型充電式電池の回収ボックスを利用できる場合が多く、普通ごみに直接出すのは避けるのが基本です。
ただし、膨張・破損・液漏れなど異常のあるものは回収ボックスの対象外なので、回収ボックスには入れず、メーカーや自治体の案内に従ってください。

まとめ

モバイルバッテリーの内蔵電池は、使わなくても時間とともに少しずつ劣化していきます。

膨張・異臭・異常な発熱などのサインに気づいたときは、使用を中止して慎重に扱うことが基本です。

ヘッドライトは乾電池を入れっぱなしにしないこと、電源系グッズは見直しのタイミングより少し早めに点検することを意識してみてください。

今日はまず、防災バッグの中のモバイルバッテリーを取り出して、実際に充電できるか確認してみましょう。

今日のアクション

  1. 防災用モバイルバッテリーを取り出し、膨張・異臭・発熱がないか確認する
  2. ヘッドライト・LEDライトの電池が入れっぱなしになっていないか確認する
  3. 次に電源系グッズを点検する日をカレンダーに登録する

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この記事を書いた人

Webエンジニア / 防災グッズ・備蓄リサーチャーのGRANITEです。内閣府防災情報のページ・消防庁・自治体等の公的情報や、公開されている製品情報を横断的に調べて比較・整理し、無理なく続けられる備え方をお届けすることを心がけています。

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