MENU

ローリングストックが続かない人へ、無理なく回すための食べ方・買い方のコツ

当ページのリンクには広告が含まれています。
キッチンのパントリーの棚に、缶詰やレトルト食品、アルファ化米のパウチが普段の食品と混ざって並んでいる様子

この記事の結論

  • ローリングストックが続かない一番の原因は、非常食を「特別な食品」として普段の食事から切り離してしまうこと
  • いつもの買い物リスト・いつもの献立に備蓄品を混ぜてしまえば、意識しなくても回転が続く
  • 家族の人数×日数から月あたりの消費ペースを出しておくと、買い足しのタイミングが分かる
  • 家族の誰か一人に管理を任せきりにせず、買い足すタイミングを共有しておくと崩れにくい

ローリングストックの始め方を知って一度は仕組みを作ったのに、いつの間にか賞味期限が切れていた、という経験がある方は少なくありません。

始めることと続けることは、実は別のスキルです。

この記事では、ローリングストックを日々の食事に無理なく組み込んで回し続けるための考え方と、消費ペースを数字で出す方法を紹介します。

本記事の内容は一般的な備えの考え方を紹介するものであり、災害時の対応を保証するものではありません。
お住まいの自治体が公開しているハザードマップや防災情報もあわせて確認することをおすすめします。

目次

ローリングストックが続かなくなる、よくあるパターン

仕組みを作った直後はうまく回っていても、数か月経つと止まってしまうという声はよく聞かれます。

「特別な非常食」を買ったまま普段食べない

防災用として売られているアルファ化米や乾パンは、「非常時専用のもの」という意識が強く働き、普段の食事の選択肢に入りにくい傾向があります。

結果として棚の奥にしまわれたまま、消費のタイミングを逃してしまいます。

キッチン棚の奥に、無地のアルファ化米の袋がほこりをかぶったように置かれたまま忘れられている様子

少量から試せるアルファ化米の例

尾西食品 アルファ米 尾西の白飯5個セットの商品画像

尾西食品 アルファ米 尾西の白飯 100g 5個セット(約5年保存)
専用の非常食を1〜2品残すなら、少量セットから試して普段の食事で消費してみる方法があります。
¥1,830(税込)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

味付きアルファ米の例

尾西食品 アルファ米 五目ごはん 100g×5袋の商品画像

尾西食品 アルファ米 五目ごはん 100g×5袋
うるち米(国産)に人参・油揚・ごぼう・椎茸・こんにゃくなどの具が入った味付きのアルファ米で、100g入りが5袋のセットです。
楽天 ¥2,100(税込) / Amazon ¥2,280(税込)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

減った分をまとめて買い足そうとして後回しになる

缶詰やレトルトを食べた後、「今度まとめて買っておこう」と考えると、買い足しの優先順位は下がりやすくなります。

1回の買い物で数個ずつ補充する習慣がないと、備蓄量は少しずつ減っていきます。

日々の食事に「気づかないうちに」組み込む考え方

ローリングストックを長く続けている人の多くは、備蓄用と普段用を分けずに同じ棚で扱っているという共通点があります。

普段の買い物リストに備蓄品を混ぜる

缶詰・レトルト・カップ麺のように、日常のスーパーで買える食品を備蓄の中心に据えると、買い物のたびに自然と補充ができます。

防災用の専用食品を1〜2品残しつつ、大部分は普段使いの食品に置き換えると、買い物という行動そのものが備蓄の維持につながります。

キッチンカウンターで、買い物袋の中に野菜と一緒に無地の缶詰を入れている手元の様子

献立に困った日の「一品」に回す

「今日は買い物に行きたくない」「あと一品足りない」という日を、備蓄の消費日にあてる方法もあります。

月に数回のペースで消費するタイミングを決めておくと、意識してストックを見に行く回数が増え、期限切れに気づきやすくなります。

献立に困った日の一品にできるレトルトの例

グリコ 常備用カレー職人 9食セットの商品画像

グリコ 常備用 カレー職人(甘口/中辛)9食セット 5年保存
常温で保存でき、普段の食事としても食べやすいレトルトカレーです。消費日を決めて回しやすい一品になります。
¥1,778(税込)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

常備用レトルトカレーの例

グリコ 常備用 カレー職人 レトルトパック 甘口 170g×5食の商品画像

グリコ 常備用 カレー職人 レトルトパック 甘口 170g×5食
常備用の甘口レトルトカレーで、170g入りが5食のセットです。賞味期限は5年と案内されています。
¥1,270(税込)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

続けるために必要な消費ペースを計算する

缶詰・アルファ化米・乾物など、品目ごとの具体的なアレンジ例は、非常食のアレンジ例をまとめた記事で説明しています。

ここでは、「続ける」ために欠かせない、家族の人数と備蓄日数から消費ペースを数字で出す方法を紹介します。

家族の人数×日数から、必要な備蓄量を出す

よく言われる備蓄の目安は1人1日3食×3日分です。

2人家族なら、2人×3日×3食=18食が最低限の目安になります。

この18食を賞味期限1年の商品だけで回すなら、18食÷12か月=月1.5食のペースで消費・買い足しをしていけば、期限切れを出さずに回転させられる計算になります。

品目ごとに「月に何個」を出すと、買い足しのタイミングが分かる

先ほどの18食を、缶詰6個・アルファ化米6食・レトルト6食にざっくり分けたとします。

缶詰(賞味期限3年=36か月)は6個÷36か月=0.17個/月、つまり約6か月に1個のペースで消費・買い足しをすれば回ります。

アルファ化米(賞味期限5年=60か月)は6食÷60か月=0.1食/月、つまり約10か月に1食のペースで十分です。

レトルト(賞味期限1年=12か月)は6食÷12か月=0.5食/月、つまり2か月に1食と、賞味期限が短い品目ほど消費のペースを上げる必要があります。

毎月きっちり計算し直す必要はありません。
一度この計算をしておけば、あとは「消費したらその場で1個買い足す」というルールに切り替えるだけで、実質的に同じペースを保てます。

収納棚に無地の缶詰やアルファ化米の袋が種類ごとに列に分けて並べられている俯瞰の物撮り

家族で続けるための小さな工夫

一人で管理していると、忙しい時期に消費と買い足しの両方が滞りやすくなります。

減ったら誰が買い足すかを決めておく

「気づいた人が買う」ではなく「買い物担当が定期的に確認する」に変えるだけで、備蓄が減ったまま放置される期間が短くなります。

誰が何を管理しているかを家族で共有する仕組みは、家族での防災グッズの分担と共有をまとめた記事で説明しています。

子どもと一緒に「防災ごはんの日」を作る

月に1回、備蓄食品だけで食事を作る日を家族の行事にすると、消費と点検を同時に済ませられます。

子どもにとっては、非常食の味を知る機会にもなり、実際の災害時に食べ慣れないものへの抵抗を減らす効果も期待できます。

ダイニングテーブルで、大人と子どもが備蓄食品を使った料理を一緒に食べている様子

続けているつもりでも崩れやすいタイミングに注意

引っ越し、家族構成の変化、長期の旅行や入院など、生活のリズムが変わる時期はローリングストックが崩れやすいタイミングです。

生活が変わる時期は「そのうち見直せばいい」と後回しにせず、その都度、量と消費ペースを確認し直すのがおすすめです。
暮らしの変化に合わせた見直しのタイミングは、暮らしが変わるときの防災グッズの見直しをまとめた記事で説明しています。

また、季節ごとの見直しの際に、消費ペースが計画より速いか遅いかを一緒に確認しておくと、崩れる前に気づきやすくなります。

まとめ

ローリングストックが続かない一番の原因は、非常食を普段の食事から切り離してしまうことにあります。

買い物リストや献立に備蓄品を混ぜ、家族の人数×日数から出した消費ペースで買い足しを続けると、意識しなくても回転が続きやすくなります。

家族の誰か一人に任せきりにせず、買い足すタイミングを共有しておくことも、崩れにくい仕組みづくりのポイントです。

まずは今ある備蓄食品を1つ、今日の食事に取り入れてみることから始めてみてください。

今日のアクション

  1. 今ある缶詰やレトルトを1つ、今日か明日の食事に使ってみる
  2. 買い物リストに備蓄用の缶詰・レトルトを1品追加する
  3. 家族の誰が買い足しを担当するか、その場で一言決めておく

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Webエンジニア / 防災グッズ・備蓄リサーチャーのGRANITEです。内閣府防災情報のページ・消防庁・自治体等の公的情報や、公開されている製品情報を横断的に調べて比較・整理し、無理なく続けられる備え方をお届けすることを心がけています。

コメント

コメントする

目次