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防災グッズをしまう収納ケース・バッグの選び方、防水性や持ち出しやすさで比較

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玄関収納の中に、無地のPP製コンテナと防水ポーチが整理して並んでいる様子

この記事の結論

  • 二次持ち出し品(備蓄)は、PP(ポリプロピレン)製など丈夫な収納コンテナにまとめておくと管理しやすい
  • 非常持ち出し袋そのものは、防水性のあるポーチやジップ袋を併用すると中身を守りやすい
  • 収納ケースは「内寸」「フタの形状」「耐荷重」「屋外向きかどうか」で選ぶと失敗しにくい
  • 置き場所そのものの考え方は、収納場所を扱った記事とあわせて確認するとより整理しやすい

防災グッズの「置き場所」について調べたことがある人は多くても、それを実際に何に入れて保管するかまで考えている人は意外と少ないかもしれません。

同じ置き場所でも、収納ケースの選び方次第で、取り出しやすさや中身の傷みにくさが変わってきます。

この記事では、防災グッズをしまう収納ケース・バッグの選び方を、用途別に紹介します。

本記事の内容は一般的な備えの考え方を紹介するものであり、災害時の対応を保証するものではありません。
お住まいの自治体が公開しているハザードマップや防災情報もあわせて確認することをおすすめします。

目次

「収納場所」と「収納容器」は分けて考える

「どこに置くか」という置き場所の考え方については、防災グッズの収納場所はどこがいい?で詳しく紹介していますが、この記事ではもう一歩踏み込んで、「何に入れて保管するか」という容器そのものに焦点を当てます。

容器そのものはあまり語られていない

「何に入れて保管するか」という収納容器そのものについては、意外と詳しく触れられる機会が少ない部分です。

この記事では、非常持ち出し袋そのものと、家に置いておく備蓄品を分けて、それぞれに合う容器の選び方を紹介します。

二次持ち出し品(備蓄)を入れる容器の選び方

水や非常食などの備蓄品は、量が多くかさばるため、まとまった容量のコンテナを基準に選んでいきます。

たとえば3〜4人家族で3日分の水(1人1日3リットルが目安)を備えると、合計で27〜36リットル程度になり、コンテナ1つにまとめるか、複数に分けるかを最初に決めておく必要があります。

耐久性のあるプラスチックコンテナ(PP製)

水や非常食などの備蓄品は、PP(ポリプロピレン)製など耐衝撃性のあるコンテナにまとめておくと、ほこり・湿気・軽い落下物から中身を守りやすくなります。

フタがしっかり閉まるタイプを選ぶと、密閉性が高まり、賞味期限管理をするローリングストックの置き場所としても扱いやすくなります。

無地のPP製収納コンテナが2〜3個積み重ねられている物撮り

内寸と2リットルペットボトルの入り数で選ぶ

コンテナを選ぶときは、外寸だけでなく内寸(実際に物が入るサイズ)を確認しておくと失敗が減ります。

目安として、幅40×奥行30×高さ35cm程度のコンテナであれば、2リットルペットボトル(直径約10.5cm)を縦置きでおよそ6本(12リットル分)収められます。

フタを外して床に置いた状態のPP製収納コンテナに、無地の2リットルペットボトルが3列×2列の6本、縦向きに並んで収まっている俯瞰の物撮り

3〜4人家族の3日分の飲料水(27〜36リットル)をこのサイズでまかなうには、同じコンテナが3個前後必要になる計算です。

複数のコンテナを使う場合は、同じ規格で積み重ねられるタイプを選ぶと、収納スペースを無駄にしにくくなります。

フタ付き・頑丈タイプの収納コンテナの例

フタ付きで頑丈なプラスチック製のトランクカーゴ(収納コンテナ)

RISU トランクカーゴ TC-50(フタ付き収納ボックス)
フタ付きで積み重ねができる頑丈なコンテナです。屋外にも置けるタイプで、水や非常食など二次持ち出し品(備蓄)をまとめて収納するのに向いています。
¥4,980(税込)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

フタの形状と耐荷重を確認する

フタの形状には、上から丸ごとかぶせる「かぶせ式」、四隅をロックする「ロック式」、扉のように開く「観音開き式」があり、頻繁に出し入れするローリングストック用途なら、片手でも開閉しやすいロック式が扱いやすい傾向があります。

積み重ねて使う場合は、耐荷重20kg以上を目安にすると、下段のコンテナが変形しにくくなります。

重い水や食料をまとめて運ぶ場面を想定するなら、キャスター付きのタイプも移動の負担を減らせます。

床置きせず玄関の靴箱上段やベランダ収納に置く場合は、奥行きを浅め(30cm以内)に抑えると、他の荷物と干渉しにくくなります。

一次持ち出し品(非常持ち出し袋)を守るケースの工夫

非常持ち出し袋は玄関など屋内で保管することが多い一方、実際に持ち出すときは屋外での使用も想定した工夫が必要です。

防水ポーチ・ジップ袋を併用する

非常持ち出し袋の中でも、スマートフォンや母子健康手帳のコピーなど、水に濡れると困るものは、防水ポーチやジップ付きの袋に個別に入れておくと安心です。

リュック全体が濡れてしまっても、中身だけは守られる状態にしておく、という考え方です。

ロールトップ式・防水ポーチの例

ロールトップ式の防水ポーチ

防水ポーチ(2L、ロールトップ式)
口をロール状に巻いて閉じる防水ポーチです。スマートフォンや母子健康手帳のコピーなど、水に濡れると困るものを非常持ち出し袋の中で個別に守るのに使えます。
¥3,080(税込)

※価格は記事執筆時点のものです。
購入前に最新価格をご確認ください。

防水ポーチには「IPX7」のように防水等級が表示されている製品もあり、IPX7は一時的に水没しても内部への浸水を防げる水準を示すため、購入時の目安になります。

開いた非常持ち出し袋の中に、透明な防水ポーチとジップ付き保存袋を入れている俯瞰の物撮り

ジップ付き保存袋も、小物用のSサイズから、衣類や書類がまとめて入る大型サイズまで展開されているため、用途に合わせて2〜3種類を使い分けると管理しやすくなります。

リュック本体の防水性、撥水と防水の違い

リュック本体を選ぶときは、「撥水」と「防水」の違いを意識しておくと選びやすくなります。

撥水加工は表面で水を弾くだけの加工で小雨程度には対応できますが、強い雨や長時間濡れ続けると内部まで染み込むことがあり、一方防水生地は生地自体が水を通しにくく、縫い目に防水テープ(シームテープ)が施されたモデルであれば縫い目からの浸水も防ぎやすくなります。

レインカバーが付属しているタイプを選ぶと、豪雨の中での移動にも対応しやすくなります。

リュック本体の重さや容量の選び方については、別の記事で詳しく解説する予定です。

収納ケースを選ぶときのチェックポイント

ここまでの内容を踏まえて、購入前に確認しておきたいポイントを整理しました。

収納ケースを選ぶときに確認しておきたいポイントです。
・片手でも持ち運べる持ち手が付いているか
・同じ規格で重ねて収納できるか
・フタを開けなくても中身が一目でわかるか(透明・半透明タイプなど)
・賞味期限や使用期限のラベルが貼りやすいか
・屋外に置く場合は紫外線・雨に強い素材か

見た目のデザインだけで選ぶより、この5点を意識すると、いざというときも管理しやすい収納になります。

透明・半透明の収納ケースを数個並べて、中身の見えやすさを比較した俯瞰の物撮り

材質・防水性で比較する収納容器の選び方

収納容器は、材質や防水性によって価格帯と向いている中身が変わります。

容器のタイプ防水性価格帯の目安向いている中身
PP製コンテナ(フタ付き)密閉度は高いが完全防水ではない1,000〜3,000円程度水・非常食などの二次持ち出し品(備蓄)
防水ポーチ(ロールトップ式)高い、水没にも一定対応1,000〜2,500円程度スマートフォン・書類・母子健康手帳のコピー
ジップ付き保存袋簡易防水110〜550円程度ティッシュ・衣類など小物のまとめ分け

価格の安いジップ袋は消耗品として気軽に使い、水濡れが致命的になるもの(電子機器・書類)には防水性の高いポーチを充てる、というように中身の重要度に応じて使い分けるのがおすすめです。

購入場所ごとの全体的な考え方は、防災グッズはどこで買う?でも詳しく紹介しています。

まとめ

防災グッズは、置き場所だけでなく「何に入れて保管するか」によっても、取り出しやすさや中身の傷みにくさが変わります。

備蓄品は内寸と耐荷重を確認したコンテナに、非常持ち出し袋は防水ポーチと組み合わせて、それぞれに合った容器を選んでみてください。

まずは今使っている収納ケースを見直すところから始めてみましょう。

今日のアクション

  1. 今の防災グッズの収納ケースが重ねられる・持ち運びやすい形か確認する
  2. 濡れると困るものを防水ポーチやジップ袋に入れ直す
  3. 収納ケースに賞味期限・使用期限のラベルを貼ってみる

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この記事を書いた人

Webエンジニア / 防災グッズ・備蓄リサーチャーのGRANITEです。内閣府防災情報のページ・消防庁・自治体等の公的情報や、公開されている製品情報を横断的に調べて比較・整理し、無理なく続けられる備え方をお届けすることを心がけています。

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